LIAR





		 「ただいま帰りました。」

		 「なんだよ、早かったな。まだメシ、できてねぇぜ?」

		 「そうですか。では先にシャワーを浴びるとしましょう。」

		 「……なんか豪く上機嫌だな?」

		 「ええ。分かりますか?」

		 「決まってんだろ?で?」

		 「「で?」とは?」

		 「とぼけんなよ。誰が相手だったんだ?雑魚じゃねぇんだろ?でなきゃ、テ
		 メーがんな機嫌良くなるわきゃねぇからな。」

		 「ええ。おっしゃるとおりですよ、蛮くん。」

		 「で?誰だよ?」

		 「知りたいですか?」

		 「勿体つけんなよ!誰だ?!」

		 「銀次くんですよ。」

		 「……………銀次……?」

		 「ええ。ああ、尤も、今は"雷帝"、とお呼びするのが適当でしたね。」

		 「………。」

		 「銀次くんの、いえ、雷帝の血ですよ、これは。どうです?懐かしくはあり
		 ませんか?」

		 「……別に。」

		 「そうですか。……では。」

		 「な!?赤屍!?」

		 「気が変わりました。先にあなたを食すことにしましょう。」

		 「何言って!?ちょ、待て!」

		 「かつての相棒の、その血の芳香に酔うと言うのも、一興だとは思いません
		 か?」

		 「酔狂の間違いだろ!?いいから離せ!」

		 「ダメですよ、蛮くん。」

		 「そんな気に……あ…っ…っ!」

		 「ならない?……本当に、ですか?」

		 「……っや…め……っ。」

		 「全く。あなたは体のほうが素直ですね。それほど興奮させられますか?こ
		 の血に。」

		 「ちが……っ!や、あぅっ!」

		 「いつもより早いこの反応では、何を言っても説得力がありませんよ?」

		 「…………っっく…っ。」

		 「本当に、困った方々だ。ねぇ?」

		 「……だ…れが……っんっ。」

		 「あなたと、雷帝が、ですよ。そう思いませんか?」

		 「何い……あぁ…っ!」

		 「ああ、ここがいいんですか?」

		 「や、やめ……っあ…かば……ね……っっ!」

		 「いいんですよ?遠慮なさらずに、好きなだけ快楽に酔ってくださって。そ
		 のほうが、あなたも素直になれると言うものでしょう?」

		 「や……あ、う……っんん……っっ。」

		 「本当は何が欲しいか。こんな時でなければ口に出せないのですからね、あ
		 なたは。」

		 「ひ…っ!あ、あぁ……っっ!!」

		 「ああ、気付いてますか?蛮くん?」

		 「あ……あっ!あぁ……っっ。」

		 「こんな時、あなたが決まって誰を呼んでいるか。誰を求めているか。ねぇ?」

		 「あ…ぅ……っっんんっっや…ぁ………っぎ……っぎん…じ……っ!」

		 「……いつになれば気付くのでしょうね?あなたも…彼も………。」






		 THE  END









		久方ぶりの裏更新は、なぜか屍蛮でした(笑)しかも意味不明。
		書きかけのファイルをチェックしていて見つけたものだったりす
		るのですが、当時の自分が何を考えてこんなもんを書いていたの
		かは、当人にも謎。ただ言えることは、セリフだけでHは書ける
		か!?と言うことをコンセプトにしていたと言うことだけ(苦笑)
		・・・無謀だろ?そりゃ。
		と言うわけで、玉砕な屍蛮。なんだか銀次とも別れちゃってるみ
		たいだし、ホント、どういう状況なんでしょうねぇ?(苦笑)
		チャレンジ第2弾として、今度は無声Hマンガでも描いてみるか?
		←無茶すぎ(苦笑)