微エロ注意。 ナギネギでそれはダメと言う方は、回れ右してください。 閲覧後の苦情は一切受け付けません。ご了承ください。 緊張に強張る身体を宥めるように、触れるだけのキスを繰り返す。そうしながら、ゆっくりと シャツのボタンを外して、その白い肌を露わにしていった。 何度も繰り返される触れるだけのキスに、ほんの少しずつだが体の強張りが解けていく。それ を確認しながら、少しずつ、口付けを深いものへと変えていく。決して怖がらせないよう細心の 注意を払った甲斐あってか、逃げる素振りは見られなかった。 「ん…、……ふぁ……。」 息継ぎが上手くできないのだろう。ネギはキスの合間に、どこか苦しげな吐息を漏らした。 それすら甘く感じられるのだから、本当にしてやられている。 そんな自分に苦笑しつつ、ネギがもう少しうまく呼吸できるよう手加減をしてやった。 飽きることなくキスを繰り返しながら、露わにした肌にそっと指を滑らせていく。肌を滑る指 から逃れたいのか、細い体が身じろいだ。 「ん、や…っくすぐった……っんんっ。」 キスの合間に零れ落ちた抗議の声。 それを無視して、反応のあったところを何度も撫でた。 くすぐったいということは、まだ快楽として受け止めていないだけで、刺激を感じているとい うことだ。これから少しずつ慣らしていけば、いずれ快楽と感じるようになるだろう。 『ま、初めてだしな。』 擽ったいと身じろぐ体に小さく苦笑しながら、ネギの頬にキスを落とした。 ゆるりと肌に指を滑らせながら、頬に、首筋にと、キスする箇所を少しずつ下へとずらしてい く。 鎖骨を辿り、肋骨へ、その存在を確かめるように唇で触れる。そうして顔を上げると、白い肌 に淡く咲いた2つの花弁を、片方は唇で、もう片方は指で摘み取った。 「あ…っや、父さ……っ。」 途端、ネギの体が小さく跳ねた。 ネギの反応を喜びながらも、「父さん」という言葉に、思わず苦笑が漏れる。 仕方がないこととはいえ、こんな時にそう呼ばれるのは、正直嬉しくない。 始める前に言っておけばよかったと少々後悔しながら、ナギは上体を起こすと、ネギの頬を両 手で包み込んだ。 「……ネギ。ナギって呼べるか?」 「え……?父さんのことを…ですか?」 「ああ。」 ナギの言葉に、ネギは頬を淡く染め、逡巡した後、ふるふると頭を振った。 「できません……。」 「なら仕方ない。今だけ、俺のことを「父さん」って呼ぶな。いいな?」 ネギの答えは予測の範疇だったため、ならばと即座に代替案を出す。それに、ネギは何度も目 を瞬かせた。 「え?なんでですか?」 困ったように首を傾げたネギに、ナギの苦笑が深まる。 「なんでって、そりゃ…。」 「萎えるからに決まってんだろ。」と、苦笑と共に耳元に囁いた言葉に、ネギの目が大きく見 開かれる。次いで真っ赤になったネギに人の悪い笑みを浮かべながら、抗議は聞かんとばかりに、 ナギはネギの唇を自分の唇で塞いだ。 THE END その後はご想像にお任せします(笑)![]()