ss80






				ぬるめですが、そんなシーンの描写があります。
				ので、18歳未満の方の閲覧は、ご遠慮ください。


















































				「…あ、く……っぁ、あぁ…っ!」

				 ゆっくりと押し入ってきた熱棒に、ネギは堪え切れない嬌声を上げた。

				 全てを埋めたところで動きを止めたラカンに、ネギは閉じていた目をゆっくりと
				開いた。

				「…ラカン、さん……?」

				 常ならば激しく揺さぶられ、あっという間に快楽の波に翻弄されてしまうのに、
				今日はいつもと違い、動く気配がない。思わず首を傾げたネギの唇に、ラカンは何
				も言わずに触れるだけの口付けを落とした。

				「ん…。」

				 触れてすぐに離れる唇。

				 それを少しだけ物足りなく感じるネギを他所に、ラカンは唇に、頬に、額にと、
				キスを繰り返す。

				「ラカンさ……、…んっ。」

				 次いで耳に落とされたキスに、ネギの体がひくりと震えた。

				 弱いそこを何度も唇で愛撫され、堪え切れずに体がくねる。その度に、繋がった
				ままのそこが緩い刺激を伝え、ネギは吐息混じりの嬌声を漏らした。

				 一頻り耳の感触を楽しんだラカンは、次いで首筋へ口付けた。首筋から胸元へ、
				白い肌をゆっくりと唇で辿る。淡く色づいた果実を口に含み転がせば、ネギの体が
				弓なりに反った。

				「あ…や、ぁ……。」

				 ラカンから与えられる強弱の刺激に体が反応する度、繋がった箇所が擦れ新たな
				刺激を生む。けれど、普段からすれば緩い刺激に、物足りなさを感じずにはいられ
				ない。達するには弱すぎる刺激に、ネギは思わず、求めるように手を伸ばした。

				「ラカンさ……っ。」

				 ラカンは伸ばされた手を取ると、そのまま引き寄せた。そうして、日に焼けぬた
				め殊更に白い腕の内側、その付け根に近い箇所に口を寄せ、緩く食んだ。

				「ん、や……っ。」

				 何度も甘く噛まれ、ネギの体が震える。

				 切なげに緩く振られる頭に、ラカンの口元に笑みが浮かんだ。

				「も、ラカ…、さぁ……っ。」

				「物足りない、か?ネギ。」

				 そう言ってくつくつと笑うラカンに、ネギの頬に朱が散る。

				 事実ではあったが、改めて口にされると恥ずかしくて仕方がない。

				 頬を赤くして口を噤んでしまったネギに、ラカンは喉の奥で笑った。

				「後で望み通りしてやるから、もう少し楽しませろ。」

				 ラカンは口の端を笑みの形に歪めそう言うと、ネギの腰を軽く持ち上げ、足を左
				右に大きく割り開いた。

				「やぁ…っ!」

				 結合部が見える体位に、ネギは真っ赤になって目を逸らせた。途端、強く締め付
				けてくるのに、ラカンは楽しげにくつりと笑んだ。

				「こういうのも、たまにはいいだろう?なぁ、ネギ。」

				 ラカンはそう言って喉の奥で笑うと、ネギの右足を引き寄せ、その爪先に口付け
				た。













				THE END

























				描写を悩みましたが、いろいろ面倒になってこんな感じに。
				いろんな意味で中途半端ですみません(^^;)